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童心庵

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「翔沫」と名づけてみました

一生の間に一体どれ位の数のやきものを焼く事でしょう。焼きあがった作品に対する考え方は創り手により様々です。作意に沿わないからと、殆どの作品を壊し、一窯に(一生に)一作品残れば上々とする作家もあれば、縁あって産まれた作品を壊すなんてという作家もいます。さて私は・・・・・・・・。

画像は7~8年前に創った、高さ15センチの花器ですが、気に入ってそばに置いています。
藁による白い刷毛目と刻線、窯変が巧くマッチングしたのではと思っています。そこで題名をつけてみました。
怒り狂う大波による飛沫(しぶき)を飛ではなく翔沫としてみました。
ご覧になった方はどんな題名をイメージされるでしょうか。
「翔沫」と名づけてみました_c0202680_16131725.jpg

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# by doushin-an | 2009-10-03 16:41

ちびっこ会員の話

童心庵の陶芸教室には色んなグループの方が見えます。入会条件は私の独断と偏見で
美人でお酒が飲めること(美人は本人申告ですが全員美人ですの申告) ですので日本一の美人陶芸教室だと思っています。
子育てを終えた主婦が多いのですが、小さいお子さんと一緒のお母さんもおられます。
ある、二家族は一緒に来られるのですが、それぞれ小学校3年のお嬢さんと一緒です。小3は私の教室では最年少です(残念ですが入会条件のお酒は免除です)
お母さん方とは違って、彼女達には陶芸の基本とか、ここはこうしたらと一切言いません。
彼女達は手回しろくろも眼中になく、指全体で、すぐ粘土と一体化していきます。
頭で考えるのではなく感性が指を通して存分に発揮されるのでしょう。お母さん方や私には決して真似のできない自由闊達な作品を見ると新鮮な驚きがあります。
こうした素晴らしい感性を大事にしながら成長して欲しいと願います。お母さんには、ご自分もかつてそうであったことを思い出してもらえばいいなと思います。

画像は小3お二人の作品です。いづれお顔も紹介できるでしょう。
ちびっこ会員の話_c0202680_1614565.jpg

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# by doushin-an | 2009-10-02 16:45

作品乾燥の話

成形を終えた作品は、一日陰干しした後天日乾燥させます。
底の厚いものや、大物は何日も日陰で、ゆっくり乾燥させませんと底切れやゆがみを生じるので
注意が必要です。

作品はみかん収穫箱の上に板を敷き並べます。この みかん収穫箱はものを入れたり、腰掛けたり
台の脚になったり、大変重宝します。

画像は陶芸教室の方々と私の作品ですが、落としたり、ぶっつけたりして欠けたり壊れることがあります。
特に教室の方の作品の扱いには、乾燥、素焼き、施釉、本焼きに至るまで細心の注意を払います。
一生懸命創られたものが完成作品としてお渡しできないと私も辛いですから。
左に写っている薪は穴窯焼成用です。




作品乾燥の話_c0202680_14511369.jpg

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# by doushin-an | 2009-10-01 15:17

白萩釉と窯焚きの話

窯の焚き方には酸素を十分に送り込んで、さらさら焼く酸化焼成と、酸素を不足気味に焼く還元焼成があり、
それぞれで発色が異なります。

 私のガス窯の特徴は空気取り入れ弁を全開放して、酸素を十分に送り込んで焚いても、窯詰め方法と窯詰め場所により還元発色もします。同一作品に酸化、還元両発色も珍しくありませんから面白いですね。
白萩釉は酸化、還元の雰囲気で青みがかった白に発色したり、グレーになったりします。勿論、両発色混在ありです。

この白萩釉と私の窯の相性はいいようです。
釉薬は垂れやすいのでカオリンを加えて、垂れないよう調整しています。
ちじれも出やすいので施釉前、作品を水に漬けて落ち着かせます。

画像は白萩釉変皿です。




白萩釉と窯焚きの話_c0202680_1442353.jpg

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# by doushin-an | 2009-09-30 15:20

白い食器の話

白い食器はなぜか女性に人気があるようです。
色彩心理学上、多分理由があるのでしょう。門外漢ですが白は清潔な感じがするからでしょうか。

作陶する上で、我が家の女性軍団(妻、長女、二女)はよきアドバイザーです。
年代層ごとの好みや流行っているものを雑誌の切り抜きや、インターネットからプリントアウトしたものを見せてくれます。
最終的には彼女らの好みのオーダーで創るのですが、作品評は辛口です。
画像は白い半磁器土に胡須と鉄で水玉模様にしてみました。写っているのはコーヒーカップ、皿、茶碗ですが
マグカップ、小さいサラダボールなども創っています。


白い食器の話_c0202680_15111124.jpg

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# by doushin-an | 2009-09-29 15:12